おばあちゃん世代に寄り添うデジタル体験
「おばあちゃんアプリ」と「彩りシリーズ」の挑戦
2026年8月25日に配信された「雲母庵(きらら庵)からの贈り物チャンネル」と「つくしのことば」のコラボエピソードです。
ホストのAimerさん(エメさん)とつくしさんが、ゲストに関根さん(むらかじらじお:村の鍛冶屋スタイル)と森のりすさん(通称リスさん、朗読系チャンネル「ぶるうのおと(青の音)」運営)を迎えました。
会話は終始フレンドリーで親密なトーンで進行し、時折ユーモアを交えながらも、高齢者向けの新しいデジタル体験を創造するプロジェクトについて、その背景、具体的な内容、技術的な挑戦、そして根底にある哲学が深く語られました。
ゲスト紹介とプロジェクトの背景
この日のゲストは、ホストたちと長年の交流がある二人です。
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関根さん: 「村の鍛冶屋スタイル」で6年間毎日配信を続ける一方、最近はアプリ制作に強い関心を持ち、集中的に取り組んでいます。ホストのエメさんとは週3回会話するほどの仲で、二人専用のカレンダーアプリも共作中です。2023年10月に「えめづくし」に出演して以来、約3年ぶりの登場となり、和やかな雰囲気で会話が始まりました。
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リスさん(森のりすさん): 元々は朗読チャンネル「ブルーの音」を運営していましたが、現在は主にリスナーとして活動。関根さんとは写真やカメラを通じて初期から交流があり、AIを活用したウェブアプリ制作の経験を活かして、今回のプロジェクトで中心的な役割を担っています。
プロジェクトの発端は、関根さんの母親(おばあちゃん)が「見たいテレビがない」ことでした。YouTube対応テレビを用意したものの、高齢者に適したコンテンツ(座ったままできる体操、聞き取りやすい音声、分かりやすい内容)が驚くほど少ないという現実に直面。特に、音響品質の問題は深刻で、反響音が少なく明瞭な音声のコンテンツは稀でした。この課題を、写真家クラブの仲間であるエメさん、リスさん、関根さんで共有する中で、「高齢者が本当に楽しめるメディアを自分たちで作れるんじゃないか?」という合意が形成されました。
「おばあちゃんアプリ」と「彩りシリーズ」:二つのプロジェクトの概要
エピソードでは、主に二つの関連プロジェクトが紹介されました。当初「シニアアプリ」という名前も検討されましたが、語呂の良さと可愛らしさから「おばあちゃんアプリ」という名称が採用されました。この活動全体は「いろどり(彩り)シリーズ」と名付けられ、「いろどりブログ」というウェブサイトをハブとして展開されます。
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目的と哲学: アプリは商売目的ではなく、関根さんが言うところの「お父さんの日曜大工」のように、自分たちが必要だと感じるもの、身近な人の「ここに棚が欲しい」というような小さなニーズを、楽しみながら形にしていくことを目指しています。
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ターゲット層: スマートフォンの操作に不慣れな70代後半から80代で、外出が難しくなった方々。
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アプリの形態: App Storeで配信されるネイティブアプリではなく、WebブラウザでアクセスするWebアプリ形式。これにより、インストールの手間なく、URLリンクを共有するだけで利用できます。知人や家族が「こんなのあるよ」と手渡し感覚で、スマートフォンのホーム画面にショートカットを作成してあげる、という温かみのある普及を理想としています。
主なコンテンツと機能
1. ニコチューブ:迷わせないコンテンツハブ
リスさんがAIを活用して試作・公開した、プロジェクトの入り口となるウェブアプリです。
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コンセプト: YouTubeやStand.fm、Listenなどの外部コンテンツを埋め込み、一つの画面内で視聴が完結する「目次+サムネイル」形式のハブ。これにより、高齢者が画面遷移で道に迷うことを防ぎます。
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掲載コンテンツ例:
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オリジナルコンテンツ: 関根さん作の「サブちゃんカレンダー」、リスさん作のゲーム「ニコの小さな森」(毎日水やりをすると画面が変化し「今日の一言」が表示される)、タップすると音が鳴り光が溜まるインタラクティブな音遊び「ホタルの譜」。
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外部コンテンツ: 関根さんのListen配信「おばあちゃんラジオ」、エメさんのStand.fm落語、懐メロ(美空ひばりなど)のYouTube動画、朗読など、分かりやすく座ったまま楽しめるものをキュレーション。
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運用: 裏側でコンテンツを差し替える「管理型アイランド」として、週1回程度の更新でマンネリを防ぎつつ、安心感を提供します。
2. おばあちゃんのためのラジオ&彩りノート:リアルとデジタルの連携
高齢者の日常に寄り添う、ユニークな工夫が凝らされた20〜30分のポッドキャスト番組です。
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ラジオの役割:
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「幼稚園・保育園児にも伝わるやさしい言葉」で語りかけるラジオ的なメディア。「生活の時計」の役割を目指します。
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外出時の「戸締まりは大丈夫?」や帰宅時の「おかえりなさい」といった声がけ、深呼吸を促すコーナーなど、リスナーが行動を共にするインタラクティブな要素を取り入れ、忘れ物防止や心身の健康をサポートします。
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彩りノート:
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リスナーが各自で用意した紙のノートに、ラジオを聞きながらその日の体調、血圧、気づきなどを記録するよう促します。「書く」という能動的な行為を通じて、日々の生活に張りをもたらし、家の中での楽しみを見つけてもらうことが狙いです。
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3. 血圧記録アプリ:究極のシンプルさと楽しさ
「アプリも良いのでは」という会話から、リスさんが翌日には開発したというシンプルなWebアプリです。
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特徴:
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究極のシンプルさ: 「血圧を入力して記録ボタンを押す」だけの簡単操作。
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オフライン対応: 個人情報を収集せず、インターネット接続なしでも利用可能。
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楽しい仕掛け: 朝晩記録すると「はなまる」マークがついたり、記録回数が10回、20回と節目に達すると「サプライズ」が表示されたりします。連続記録でなくても達成感が得られる「失敗しても、やったことが評価される」という優しい設計で、自己肯定感を高めます。
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医療連携: 月ごとにデータを印刷する機能もあり、医師に見せることを想定しています(印刷操作は家族のサポートを前提)。
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4. 関根さんのAI×栄養判定ミニアプリ試作
リスさんに背中を押され、関根さんがGoogle Geminiと格闘しながら試作したミニアプリ。
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機能: 「あすけん」のような栄養判定を「超簡単」化。食事の写真を撮って送ると、AIが「70〜80点」など肯定的なフィードバックと共に褒めてくれる設計。複雑なやり取りを排し、高齢者の「続けやすさ」「気分の良さ」を最優先しています。
AIを活用したアプリ開発の楽しさと可能性
エピソードでは、AIによって誰もが開発者になれる時代の到来が強調されました。
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リスさんは、特別な技術知識がなくても、AIに相談しながら自分の欲しいアプリを開発できた経験を共有。「私たちが普通に想像できることは、AIにはもうできる世の中」と語りました。
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関根さんは、AIとの100回近いやり取りを経てコードを完成させた苦労を語りつつも、自身が必要なツール(ブログ用のカバー画像メーカーや人文字アイコンメーカーなど)を自作できるようになった喜びを「自分褒め」のコーナーで披露。「この遊びを続けたい」と意欲を見せました。
まとめと今後の展望
このエピソードは、身近な課題から出発し、高齢者に本当に寄り添うメディア体験を自分たちで創造しようとする、実践的で心温まる挑戦の記録です。技術的な困難も包み隠さず語りながら、ニコチューブという「迷わないハブ」を核に、音質や語り口への配慮、リアルな体験との連携、そして何よりも利用者の「楽しさ」や「自己肯定感」を重視する設計思想が貫かれています。
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コミュニティと支援: これらの活動は、メンバーシップによる長期的な支援と交流に支えられています。関根さんは、自身の「写真家クラブ」のメンバーシップを一時的に開放し、このプロジェクトを一緒に楽しむ仲間を募集する意向を示しました。
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今後の配信: リスさんは、この後に2026年9月に単独ゲストとして再登場し、その人柄や考えをさらに深く掘り下げる予定です。
言及された外部リソース
=🏠ブログ|おばあちゃんメディア=
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NikoTube(ニコチューブ): リスさん作の埋め込み型ウェブアプリ。
サブちゃんカレンダー、巫女の小さな森、ホタルのふ: いずれもニコチューブに掲載のオリジナルコンテンツ。
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血圧記録アプリ等々: リスさん作のシンプルなWebアプリ集
・彩りアプリ集:(いろどりノート内にあるsekineアプリ集)
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写真家クラブ: 関根さんが運営するメンバーシップコミュニティ。
- 2ch_スタエフ|寫眞機倶楽部メンバーch
- 1ch_スタエフ| むらかじらじお(6年・3700本配信)
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Listen: 関根さんの「おばあちゃんラジオ」が配信されている音声配信サイト。standがタイムライン風ポッドキャストとすると、こちらはストックタイプ。
AIによる自動文字起こしが特徴。 -
あすけん風:食事判定アプリ: 関根さんの栄養判定ミニアプリ
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